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以常見我故 而生恣心 放逸著五欲 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道 随応所可度 為説種種法 毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身          南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


by eco_eco69

小説『創価学会崩壊(2)』 (2ちゃんねる)


第一章: ~常勝~


その前年の秋、バブル後
異例となる 5年間の長期保守安定政権を維持した
小林順一郎首相が退陣した。

小林は官邸を去るにあたり、伸一を信濃町に訪ねた。
次期総理候補と目される官房長官、安達新造を連れていた。

ちなみに、この安達は、伸一とも親交のあった 峰総理の孫であり
その父 安達慎太郎は 太石寺を訪ねたこともある。
「山本先生のおかげで、私も5年間総理を全うできました」
小林は安楽椅子に腰掛け、葉巻をふかせる伸一に頭を下げた。

「あとは安達君に任せたいと思います。
どうか、山本先生のお許しを頂きたく参上しました」
―「ホッホッホ、安達君のことはよく知っていますよ」
伸一は葉巻を置いて、答えた。「いいでしょう」

安達は頭を下げた。「ありがとう、ございます」
―「ただし、条件がある」
「なんなりと、申しつけ下さい」 安達は、その姿勢のまま答えた。
―「国連中心主義を維持すること、そして憲法改正は慎重に行うこと」
「かしこまりました」
―「そして・・・」と、伸一は 安達の肩を掴んでいった、
―「私はノーベル賞が欲しい。努力して、頂きたい」
「かしこまりました」 安達は答え、そして付け加えた。
「その代わり、どうか恍瞑党支持者の
 積極的な選挙協力をお願いいたします」
―「努力、しましょう。ワッハッハッハ」
伸一の高笑いが信濃町、学会本部の執務室に響いた。

―この若造、小林以上に利用できる。  そう感じた。

だが、伸一は、戦後世代初の総理大臣となる 安達の
本当の恐ろしさに、まだ気付いていなかった。

今から考えると、このときが 創価学会、
そして山本伸一の絶頂期であったかも知れない。



安達新総理が誕生した。 ・・・・とたん
『秘書が、党一教会員のメンバーで
過去にも何度か安達新造は、党一教会の大会に祝電を送っており
両者の癒着関係は深い』旨の報道が 『週刊新海』をはじめ
幾多の週刊誌を にぎわした。

これは、峰総理、安達慎太郎、安達新造と
三代に渡っての癒着関係 であり、こうした人間関係の結果
自民党の100人をこえる議員が 党一教会員を秘書にしており、
自民党の本部職員にも、
多くの党一教会員に占められていることが判明した。

事実、安達新総理の所信表明演説は、「美しい国づくり」と
党一協会の教義・指導で占められていた。

報告を聞いた山本伸一は
「うーむ、朝鮮宗教と噂されている党一教会に 
 あの党は 犯されていたのか
 だが、でーじんを出すように なった洸瞑党のほうが、
 わが層化学会員の独占率は高いだろう。」

側近になった腹田新会長は
「独占率は高いのですが、国会周辺にいる 実数は、
 もう党一教会のほうが多いようです。 君、あの資料を持って きなさい。」

2chをはじめ、インターネット調査担当のの若手副会長が持ってきた

プリントには、驚くべきことが書かれてあった。
はじめてみる資料に 伸一は わなわなと手がふるえ、
頭が錯乱してくるのを覚えた。

「なに!? 私が 朝鮮人 で
 わが 層化学会 が 北朝鮮宗教 と、巷では いわれている・・・・・
 なぜだ!! わしが“太作”から“大作”に変えた人を見習って、
 “新池”から“伸一”に名前を変えたのは、バレているかも知れない
 …と 思っていたが
 朝鮮名まで 調べたやつがいるとは・・・・ 成新地・・・ うむう・・・・
 それは、ともかく
 『“投票した私”を 見たことがない』、というのは、困った・・・
 ―なななんだ、オーム、党一教会、層化学会 を同列にして
 『半島宗教』と いうやつ までいるのか!?
 早く、参政権を帰化した人に与えるように洸瞑党にあせらせろ!」

腹田会長は、緊張した趣で おそるおそる言った。
「あのう・・・・ 帰化した人でなく
在日朝鮮人の方々ではないでしょうか?」

山本伸一は、反論されたことに ますます怒りを高じて
「馬鹿!そんなことは、どうでもいい!
 お前は、「ハイハイ」 と 言っていくだけの 会長だ!
 私にいっさい反論するな!!!!
 私に逆らうと、こわいよ。
 それにしても、わが層化学会は、常勝であるべきだ。
 仏法は勝負だ。 党一教会ごときに 負けているようでは、だめだ。」

腹田は、「でも、学園出身者が、多くいます」 と 言おうとしたが
ぐっと 言葉を飲み込んだ。

この人に意見を具申すると駄目だ。
山友や福嶋と同じようにされかねない。

伸一は まだ何かいいたげな腹田を
執務室の外に追い出し、物思いにふけることにした。

―ここは一つ、来年の参院選で大勝して
目にものを見せてやらねばなるまい。
1000万、いや1500万票は欲しい・・・・・

このとき、衆議院は
安達の率いる自由民衆党(自民党)が290議席を占め、
郵政造反組や自民党を離れた国民倶楽部
新党ジャパンの議員を合わせると
300議席を 優に超える状態であり、その国会運営は盤石であった。

―もし、参院でキャスティングボードを失えば、連立解消も有り得る。
「野党転落」それこそが伸一のもっとも恐れることだった。

だが、伸一には自信があった。 民衆党に大沢がいる。
野党第一党、民衆党の大沢一郎は学会との関係が深い。
いざとなれば、豪腕 大沢と手を組めばいい。

民衆党で唯一の心配の種であった前原一誠グループは、
伸一が仕掛けた『ガセメール』事件以来、目立った動きはなかった。

そのとき、伸一は思考を中断させられることとなる。
世界各国の大学、学術機関から伸一に送られた名誉称号が
200に達したという知らせが入ったのである



―そうか、やっと200になったか、
これを集めるために どれだけの 金と労力をつかったか。
旧制の商業学校中退の私が、どれだけ苦労したか。

卒論代作で何とか、不二短大の卒業資格をとったが
苦労の割りに何の賞賛も なかった。
中には、経歴に書くと
「竹伊理(元洸瞑党の委員長) と同じ、学歴詐称だ」
・・・と、いうやつまで 出てきた。

機関紙4面で、優秀な記者に 口汚い対談記事で
竹伊理攻劇を、苦労してでっちあげさせたのに
うちの学会員にすら不評だった。

―あの竹伊理と 同じ詐称にされてしまっては、とんでもない。
まあ・・・ 登場させた幹部は、
うちの メンバーからも馬鹿にされだしたのは、けがの功名だった。
 
―私以外の人間が、会内でも、尊敬されないようにしないといけない。
尊敬されるの私だけだ!!!!!

―それにしても空家は、なぜ100ほど名誉称号を取ったときに
大祝賀会を もよおさなかったのだ。
私が外国各地の幹部や学術部員から巧妙に働きかけさしたり、
大枚の寄付をして努力してきた成果なのだぞ。
おれに反発して いるのか?

―100の時にせずに。200の時に祝賀会というのも
不細工だが、 チャンスだ。
各界各層から絶賛の声というのを演出しよう。
全世界の学会 幹部に号令をかけよう。
ほんと銭食い虫の幹部連中だ。
そうだ、祝い金で 金も回収しよう。
洸瞑党の閑先・大他に言いつけて、金を集めてやろう。
 
―でくの坊の 洸命党め。
「選挙違反になる」といって寄付すら渋りやがる。
どんどん祝い金を集めろ! 
そうして俺は、永遠の神になる。
いや、永遠の 仏だった!
ノーベル平和賞を取れるようにはたらきかけて数十年。
いよいよ、 ちかずいてきたかもしれぬ・・・・・

http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1165216962/20-33
by eco_eco69 | 2006-12-25 15:00 | 小説『創価学会、崩壊』