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以常見我故 而生恣心 放逸著五欲 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道 随応所可度 為説種種法 毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身          南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


by eco_eco69

小説『創価学会崩壊(4)』 (2ちゃんねる)


第二章~死闘(2)~


各週刊誌では・・・ と、期待してまっていると
明日出版する週刊新海の記事をもって
担当副会長が腹田のところに飛んできた。

見出しには、「目黒区の洸命党区議6人全員辞職 その背景」とあった

―ふむふむ、いよいよ わしの出番だな。
  金平糖を罵倒してわしひとり善い人になる。
  悪いのは奴ら、わしは清く正しく美しく偉大なのだ。
  ピンチは最大のチャンスなのだ。フォッフォッフォッ・・・・

「こ・・これは、「目黒区の洸命党区議6人全員辞職 その背景」だとう!
―「ははっ、しかし、事実は事実ですので、さすがに手を回して発売…」

バゴオ! 腹田のハリセンが炸裂した。

「こ・・この馬鹿が! こんなものが先生の目に触れてみろ! おれは・・・
 君からすぐに洸命党に手を打たすようにしなさい。
 こういうことの もみ消しは洸命党の役割だ。
 だが、全員を辞職させたのは、やはり問題を 大きくさせてしまったな。
 『悪い二人だけにしときましょう』と進言したが、 受けいられなかった。
 なにか、裏があると詮索される。
 目白区議会会派消滅 は、ニュースヴァリュウが高い。
 ともかく、選挙違反にで全国市議会に 波及しないように
 早急に対策を立てるように厳命せよ。
 来年の統一選・ 参院選に絶対、悪影響をおよぼすな!!!!
 第二第三の目白区を作るな!!!」

・・・とは言え、目黒区の一件が大きな痛手であった事には違いない。



―学会勢力を突き崩そうという陰謀が動いている …山本は直感した。

―宗門や山友などの弱小反対勢力ではない
  国家レベルの巨大勢力が動いている。

疑い始めればキリが無い。

安達総理は、表向き山本と学会に恭順を誓っているが、
本質的に敵である統逸教会の 構成員である。
大沢一郎や民衆党による揺さぶりも考えられる。

誰よりも信用できないのが秋月栄一である。
既に左遷したとはいえ、かなりの数の シンパがおり、
隠然たる力を持っているのは明白である。
腹田も信用できない。いや、正確には 山本は腹田を信用していない。

山本は苛立つ気持ちを押さえようと、傍らの女子部幹部を抱き寄せた。
第一庶務は師匠の世話が役目。いかなるサービスもいとわない。
「おまえらあっちへ行っておれ」山本のだみ声が響いた。
目のやり場に困っていた賀状会の男たちは 慌てて別室に引き下がった。



その頃・・・ 自邸のテレビの前にくぎづけになった秋月は
沸き起こる興奮を抑え切れずにいた。
―草加崩壊・・・



結局、腹田は「週刊新海」の出版を妨害することは出来なかった。
『第二の言論弾圧事件』になる。・・・と危惧した
学芸部や聖教新聞社、 党内部の反発が大きかったからである。

幸いなことに伸一も大会での講話や『ピアノリサイタル』で多忙であり、
また記事そのものは安達政権への批判であったこともあって、
それほど気にしてはいないように、腹田には思われた。

だが、事態は合同大会の終了後に深刻化したのである。



反学会系雑誌には「新海」に加えて、「週刊文秋」がある。
合同大会が成功裏に終わり、
伸一の満足そうな顔に安心していた腹田は、
文秋対策担当の副会長に ある文書を渡された。

「来週発売予定の、文秋です」副会長は苦り切った顔でいった。
腹田の顔は凍り付いた。
それは来週発売される週刊文秋の原稿だった。
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『日本の北朝鮮! 独裁者山本伸一氏を斬る』

昨日、東京を代表する複合施設『帝都国際展示場』で、
創価学会と創価学会インタナショナル
(創価学会の国際組織)の 合同大会が開かれた。

だが、実態は学会の独裁者
山本伸一氏 の『名誉学術称号』200を称える、まさに独裁者の祝宴。
会場では、マスゲームも行われ、まさに『北』。
そういえば、山本氏には『帰化朝鮮人説』が浮かんでは消えているが・・・
〈中略〉
だが、こうした山本氏のカリスマ性にもかげりが見え始めているという。

幹部の一人は、本誌の記者にこう語っている。
「いったいこの式典に、いくらかかってると思うんですか?
〈中略〉
だれも、もう山本さんのことなんか尊敬してませんよ」

さらに、別の幹部は、
「名誉会長が朝鮮人というのは常識、 自分たちの金がどう使われてるのか
みんな(学会員)は気付いてますよ」
「全部、北朝鮮に行くんですよ」
(中略)

学会員に人気が高かった秋月会長を左遷させた山本名誉会長。
果たして行き着く先は・・・・
なお、政府は、ほとんど実体のない
米国の大学の学士号や博士号などを“販売”する「学位商法」について、
文部科学省が対策に乗り出すことを発表した。

山本センセーの、『称号』の行方も、気になる。

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「こ・・ これが発売されるのか?」
―「はあ、しかし、ここで発売禁止に持ち込むことは… 
  逆にやぶへびでは?」
「ううーむ・・・」
―「どうも、文秋では、息のかかった弁護士に檄文をまわし
  鼻息荒いようでして、いつでもこいの構えだそうです」 副会長は言う。
「うーむ・・・」
―「言論弾圧は、今の状況ではまずいと思われます。」

腹田新会長は、目を閉じて 冷静にこれには対策を練らねば、と思った。


昭和45年(1970年)の藤原公達の言論弾圧の時は、尋常でなかった。
連日新聞各紙が一面トップの大文字で、
今の盛況新聞での山本の名誉博士号の 報道そっくりの激しさだった。

その結果、洸命党衆議院は、47名いたのに、
昭和45年の総選挙で一挙に 29名に 激減した。 
今洸命党は、衆議院31名、参議院24名だ。
あれだけたたかれ、同じ比率だと 
衆議院19名、参議院15名の激減となる。
洸命党なしで、自民党は与党を創ることも可能になりかねない。

―やはり、秋月元会長は、こういう局面を何度ものり越えてきている。
  山本名誉会長は、なんでも自分の成果にする精神病だが、
  秋月栄一さん の実務能力に嫉妬していたのだろう。
  だから、あれだけ、修羅界の怒り を ぶつけていたのがよくわかる。
―週刊文秋には、弾圧しないで いくしかない。
  これは、党にも学会にも対策本部をつくろう。

「言論弾圧、出版差止めによる
 選挙の大敗北の先例には懲りたが、 今は与党だ。
 あそこまで負けることは、今はあるまい。
 小手調べに、インターネットとやらで、
 層化攻撃されているのを 差し止めることはできないか?」
―「では、私どものインターネット攻撃隊で少し取り組んで見ましょう。」

・・・と言って、担当副会長は、さっそく取り掛かった。

―層化大学OBのキンマンコ隊 にまずやらしてみよう。
  今日は12月11日か・・・ 明日はぞろ目の12月12日。
  夜12時ころから、まず、アラシ作戦で取り組んでみよう。
―他の奴がメッセイジ を見れないように、
  連続馬鹿メッセイジの乱射だ。

「他の奴に層化だと きずかれ ないように
 層化誹謗メッセイジで荒らせ!」

だが、これは失敗だった。 
さすがにネット上で暴れることはできたが
掲示板などの管理者の反応もすばやかった。

「緊急アゲ」
「葬化の基地外がスレ攻撃 板潰しにかかっているぞ」
「良スレを保護しよう」
「層化のアラシ発見 12月」などと
掲示板には書かれしまい
その結果、良識ある民衆によって死守されてしまい
返ってイメージダウンに繋がるような
火に油を注ぐ形をとってしまったのである

「ど、どうやら失敗でして・・・」

腹田副会長は言った。

「もう報告が入っている。
 お前は、層化大OBの キンマンコ隊なぞにまかせたりするからだ。
 あのキンマンコ隊を結成した
 弓多男子部長は、センセイのまねをしたのか
 秘書グループの美女や婦人部 まで食っていた奴ではないか。
 ほんとかどうか 東大に合格したが
 『層化 大学に入学した』 と いうのを売り物にして
 センセイに抜擢されてすぐクビ になったろう。」 

―自分で「ケダモノ!」と叫んで弓多を解任したセンセイは、
  本当に人を 見る目がない。
  目白区の6議員たちの解任にしても、
  竹入、山友の裏切りにしても、
  全部 自分の人事の失敗ではないか。
  やはり、学歴コンプレックスのなせるわざか?
  学歴なんか気にしないでいいのに・・・・

学歴コンプレックスという言葉に至って
はじめて腹田は、気づいた。

そうか、名誉称号にしたって、やはりそうだ。
センセイは
「皆さんを代表していただいておきます。」などと言って
名誉博士号、名誉学術号をもらってくるように言って
我々幹部に働きかけ
さすが、だったら、層化学会に対しての感謝状にしてくれればいいのに。
普通の人だったら、そう考えるだろう。

これだったら、ミン音創立者への感謝状のように、
財務投入や大営業作戦 なしに、自治体は発行してくれる。
名誉博士号なんか、どれだけ金と労力 がかかることか・・・・
 
その上、政治家や大学教授の儀礼上の挨拶はあっても、
本当は、バカに されてるのに。
学歴がないと、こんなことにも気づかないのか?



「怖がらなくてもいい。」
伸一は猫撫で声で女にささやきかけた。
伸一のでかい顔が近づくと
女のパステルカラーのスーツの肩はいっそうがふるえてた。



ここはN県のとある中規模都市。

幽霊男子部員の青田は、いつものように朝6時に起き、
ちーんとりんを鳴らすのではなく
はなをかむと、今日の聖教新聞の寸鉄に、
なにやら気になる戦慄を感じて
また、はながむずむずっとした。
青田は布団にもぐりこむと、あと30分寝ようと決意した。



「週刊文秋」の記事だけで終われば問題は無かった。
「週刊誌は嫉妬・嘘 裁判で何度も負けている」と
学会員には繰り返し信じ込ませているからだ。

しかし、今回は違った。腹田はテレビの画面を見ながら唖然とした。
午後のワイドショー番組であるが、
そこには誰かが隠しカメラで撮ったであろう
あのマスゲームの模様が映し出されていた。

コメンテーター達は悪口を 並べた。
「北朝鮮みたいで気持ち悪いですね」
「日本でこんな事が行われている とは信じられない」
「これが与党の一角なんです」

汐留テレビと創価学会は現在でも深い関係にある。
汐留テレビに多くの広告を 出しているし、
人事面でも多くの学会員が局内に居る。それなのにこれは・・・

腹田は本部の主な人間に緊急会議の号令を出した。
早いうちにマスコミへ圧力を かけるべきかもしれないが、
この段階での稚拙な行動は、やぶ蛇の結果をもたらすかも しれない。
独断専行出来るほどの力は、現在の腹田には無い。
まだ会長の座に ついたばかりである。

腹田はやむなく、「先生」の決断を仰ぐことにした。



腹田会長は、信頼する腹心 
T,K,Oの3人の副会長と打ち合わせして 山本先生のところに伺った。

資料を持って、3分説明したころ、センセイはおもむろに言った。

「もういい。要するに汐留テレビとうまく交渉すればいいんだな。
 あわてるな。
 汐留テレビからは、2004年に、国際報道部長だった澤田を
 参議院に 送り込んである。
 何のために送ったと思っているのだ。」

腹田は、思った。

―決断の速さはさすが、あの田中角丸総理なみだし、貫禄がある。
  彼は、先生のことを「法華経を持ったヒトラー」と言ったが、
  当たっている。
  モット説明をしなければ、大きな道を誤らねばいいが・・・・

山本名誉会長は言った、「誰が一番 澤田と仲がいいんだ?」

T副会長が、すかさず
―「秋月会長・・ いや秋月セン・・、いや秋月先輩です」 と上申した。

冷や汗がどっと流れた。先生の前で、センセイといいそうだった。
首切りものかも。センセイ以外に敬称をつけてはいけない。
「他には・・?」じろりと T会長をにらみながら言った。

―「ええと・・・ 太他代表、井下副代表たちが、
  青年部時代からの親友です。」
「なるほど。じゃあ、そいつらに手を打たせとけ」
―「ええと、どのように手を打たせればよいので・・・」

「ばかやろう!」伸一は叫んだ。
「この役立たずが。それぐらい自分で考えやがれ!!!」
場が、凍り付いた。

「それから・・・」と、伸一は静かに切り出した。
「週刊文秋の原稿が、入ったそうだな。どうして、オレに見せなかったのだ?」
だれも、答えることは出来なかった。

「まあいい、どうせお前らはバカだ。東大出なんて所詮そんなもんだ」
伸一は引き出しから、茶封筒を取り出して、机にたたきつけた。

「ここに なんて書いてあるのか、わかっているのか!?」
 いわれなくても、わかっている。

 『だが、こうした山本氏のカリスマ性にもかげりが見え始めているという。
 幹部の一人は、本誌の記者にこう語っている。
 「いったいこの式典に、いくらかかってると思うんですか?
〈中略〉だれも、もう山本さんのことなんか尊敬してませんよ」
 さらに、別の幹部は、
 「名誉会長が朝鮮人というのは常識、
  自分たちの金がどう使われてるのか
  みんな(学会員)は気付いてますよ」
 「全部、北朝鮮に行くんですよ」 』

「この幹部は、誰だ?」 伸一は気味の悪い笑みを浮かべながらいった。
「この、幹部は、どこの大馬鹿野郎だ?」

ひとりの副会長が、勇気を出していった。
―「それは、ただいま調査中で・・」

「馬鹿野郎!」 伸一の怒鳴り声が執務室に響いた。
「こいつが、汐留テレビの手引きをしたに決まってるだろうが!」
そう叫ぶと、伸一は一転して冷静にいった。

「どうやら、わが学会に再び裏切り者が出てきているらしい。
 しかも、一人や二人じゃない」
伸一は椅子から立ち上がると、窓辺へと歩いていった。

「どうも、おかしいと思っていた。
 近頃、学会に対する外部の圧力も強くなっている。
 連中、どうやら内部と結託しているらしい」

そんな馬鹿な・・・、とは幹部たちは言えなかった。
センセイの意見は絶対であったし、
なによりも彼らが同じことを考えていたからである。

「秋月一派か、それとも他の連中か・・・
 とにかく、徹底的に調査しろ。
 わしをコケにするとどういうコトになるのか、せいぜい見せつけてやる」

幹部が出て行った後も、伸一はなお思考を続けた。

―大森の朝鮮人部落に生まれ75年。オレは一度も負けたことがない
―今回だって、何とかなるさ・・・・

根拠のない自信だけが、伸一の心の不安を埋めていた。


窓の外では、雪が降り出していた。


http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1165216962/52-83
by eco_eco69 | 2006-12-21 15:00 | 小説『創価学会、崩壊』