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以常見我故 而生恣心 放逸著五欲 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道 随応所可度 為説種種法 毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身          南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


by eco_eco69

小説:創価学会崩壊(9) (2ちゃんねる)


第四章~苦悩(1)~


それぞれの決別が始まっていた。
秋月栄一、高鼻婦人部長、弓田青年部長、井下副代表、安達首相
そして大沢一郎。
しかし、それは新しい苦悩の始まりであった。

高鼻婦人部長が電話をかけた秋月君。
この騒乱の影に秋月君がいることに、読者諸君はもはやお気づきだろう。
そして、読者諸君の中には、九州で謎の男達に拉致された
秋月栄一君の 行方を気にしているものも多いだろう。

大広間に入ってきた秋月は、だがしかし男たちをしかりつけた。

「いい年してこんなスパイドラマのような茶番しかできんのか!」
―「は・・・ あの・・・ しかし…」
「君たちは、九州全体、ひいては
 全国の学会員を指導するべき立場なんだぞ」

秋月の叱責は、筋が通っているだけに反論の余地はない。

「一体、首謀者は誰なんだね」
―「秋月先生、いや総九州長
  これは私、九州広宣流布幹事会の八田川が考えたことでして」

八田川は初老の副会長だ。
以前 何回か 本部(信濃町)であったことがある。
目元の皺が深い彼は、たぶん首謀者ではないのだろう。
 ・・・ここでもスケープゴートか?
秋月は目を閉じると深く息を吸い込んだ。

「ゴホッゴホッ…」
―「先生 大丈夫ですか」
「あー 八田川君、君とは別室で話そう。座敷を用意するように、
それと 誰も話が済むまで邪魔はするな。
 おい、だれか、帳場へ行き離れを用意させろ! 」

秋月らが通された離れには、酒とつまみの刺身が用意されていた。

「一杯やりなさい」
秋月は先ほどと打って変わったようにやさしく言う。
―「は、ははっ」
「八田川君が首謀者ではあるまい
 私は本当は誰がこんなことを考えたのかを 知りたいだけだ。」
―「……」
「そして、その君とじかに話をしたい、分かるな」
―「は、いや しかし・・・・」
「しかし? なんだね? 遠慮はいらんぞ、処罰はしない」
八田川の目から涙がこぼれた。

―「実は、私たち九州の学会は、
  これまで 散々、本部にコケにされてきました」
「ふむ、これは私を通じての本部への復讐かね」
―「いえ、と、とんでもない」
「では 何かね」
―「実は… 実は、秋月先生を中心に
  九州創価学会は蘇生しようと 誓い合ったのです。
  大分学会の反乱も本部から弾圧を受けました。
  やはり、今度の腹田会長は、伸一マンセイで、ダメデス。
  九州は、福島元太郎先生の「蘇生の生命」を信奉する
  まじめな会員が 多いところです。
  謝った ニセ指導者 山本なんか、層化を壊しつつ あります。
  いや、実質こわしました。」
「君は自分の言っておることがどういうことだか
 分かっているのかね 」 秋月はきわめて冷静に言った。
「は? 」 自分の耳が信じられず 八田川はまじまじと秋月の顔を見た。

「ふむ、分かってはおらんようだな、いいかね」
秋月はさりげなく杯を差し出した。反射的に受ける八田川
「説教が終わったら、さりげなく便所に立つ振りをして
 信用のおけるもの 数名を呼んで来い」 秋月はささやく

…盗聴、ま、まさか、
このことは忠実なものしか知らぬはず!

「いいか、君が今ぺらぺらしゃべったことは
 信濃町に知られたと仮定せねばならん」
―「は」
「しかしそれは想定済みのこと 逆にそういう会話がなければ
 向こうに 盗聴を悟られていると知らすことになる」
―「で、では」

数名の副会長が離れにやってきた。

「諸君、八田川君の始末書と、学会の役職を離任する旨の進退伺いを
 その目で見届け、後でなにかがあった場合に証言してもらうぞ」
そういいながら秋月は不器用にウインクした。
―「ははっ」 
―「喜んで」
「おいおい、居酒屋のバイトか! 
 それと同時に、慰労の宴を 設けたい 
 十分に飲み、かつ湯で垢を落とし、これからの九州を創価の…」
説明しながら秋月はメモにペンを走らせた。


九州は中央の被害をこれまで散々受けてきた。
山下総責任者の大分 での罪状を訴えた
直訴も本部前で押し返され、伸一の命令により
逆に反乱軍にされてしまった。

「これでは、不倫・贈賄・汚職を
 伸一は認めたようなものではないか!自分から腐って層化を壊す!」
・・・と純真な九州の若者達は秋月を頼ったのであるが
秋月は、 さらなる本部の腐敗を知っていた。
だが、独裁者伸一と 形式的な 法的な責任者である会長は
金日成と脱北者の関係に近かった。

―だが脱北者よりましだ。
 アンチ伸一は、心ある層化の仲には 大勢いるし、
 実質300万人もいる層化のメンバーを救わないと
 日蓮大聖人にも戸田先生にも申し訳ない。
 まだこんな私を慕って くれる者もいる。
 東京の最高会議議長と九州総合長の立場からも 一肌脱ぐか。
 高鼻婦人部長すら、もう伸一のエゴイストぶりに
 耐える限界が来ているようだ。
 婦人部がくずれると言う可能性がある。
 ともかく、慎重にしなければ・・・・・

秋月の考察は続いた。
高鼻婦人部長によれば、婦人部は世襲に反対らしい。
特に八谷由美子 最高婦人部長は
「戸田先生は層化は絶対に世襲にしない」と言っておられた
・・・と譲らないようだ。

だが山本伸一は、この八谷を婦人部患部の前で 激怒したらしいから
本音は世襲させたがっている。
この世襲問題が 次のネックになろう。
婦人部の意向を入れて、とりあえず、私の後任 は腹田にしたようだが
短期政権になるだろう。

この世襲問題は、昨年の5月3日に向けて暗闘激闘が進んでいた。
学閥・派閥・伸一マンセイ度が入り混じって
とんでもない混乱状態で進んだ。

伸一(19年)を超えて長期政権会長25年を迎える秋月会長を変えて、
なんとか自分を永遠の指導者として
死後も保持してくれる会長を作って おかねばならないとの
伸一の執念からだった。
修羅界の命が強い伸一は、執念に燃えた。

5月3日、青年部最高幹部会で
正本会長・谷本理事長を任命する予定であった。

しかしながらマスコミにかぎつけられ
婦人部から のブーイングで流れてしまった。
あれから、洸命党の代表人事まで巻き込んで悲惨な混乱状況が続いた。

長男の城正の造反の兆候もあった。
3男 高城もこころもとない。
頼りにしていた2男城久は死んでしまった。
2男の長男の大城は結婚したばかりで
孫となっているが名前負けしている。

今後を何とかカジ取りしなければと
伸一は、エゴと欲と死後の自分の待遇 を必死に模索していた。
北朝鮮の金日成を超えた扱いをされなければ・・
・・・・と煩悶が続いていたころだった。

しかし、そうはいいながらも「世襲」への手は着実に打ってある
一つは、間に池田家とは縁もゆかりもない人物が、会長職に就任していること
これは、重要だ。

もう一つは、あえていまだに世襲を行わず。
会長職をいわば「留保」していること
もちろん、普通の常識で考えれば「世襲」とは
親の後を子供が継ぐことだが  これだけ時間的に他者が暖めた席に
後継者と目される人物がすわることが 「世襲」にあたいうるのか
きわめて疑問が残る

伸一は、回想していた。

昨年の5月3日は私の会長就任から46周年めだった。
2男の城久が 生きておれば会長に就任させ
徳川幕府300年を超過できる基盤が 作れるところだった。
昔の女子部長にも、
「山本幕府の開幕が昭和52年からですと煽らせたこともあった・・・・」
・・・と自問をした。

―関西の藤田副会長が
 「御子息を会長に」と言って騒ぎまくるから
 長男城正の会長就任は無理となった。と

本幹でもボヤイテ藤田を怒ってしまった。
それでマスコミも騒ぎ出した。
それを観て目ざとい長谷副会長が言い出した。
「今回は、城久のご学友 グループ筆頭だった
 正本をとりあえず会長にしといて
 しかるべき時に、SGI会長に長男さん、
 学会会長に3男さんで行かさせてください。」

それで、昨年5月3日に向けて長谷が工作しだした。
層化大派閥が動き出した。

権力闘争でも能力を発揮する秋月は
茶坊主 長谷の動きを苦々しく 思いながらも
ひそかに手を打った。
洸命党の党人事である。
「閑崎が 党代表を降りることになった」という
新聞へのリーク記事を大侘に命じて 書かせた。
こういうときは、政治会見をすなおに記事にしてくれる
日本経営新聞が一番いい。
それを見て一番泡をくったのが閑崎だった。

「ななんだ、この記事は。私には何も相談がないが・・・」と
あわてたらしい。
だが、権力意識が弱い彼は
東大出身の参議院議員の 公認はずしとともに
追い込むことができた。

秋月は思った。

―最近は、公明党の議員には、慶応と京大がふえて、
 東大と早稲田が 減り続けている。
 柱は、層化大という中で、
 慶応は城正、高城 の御学友グループということで
 世襲の包囲網を作っているようだ。
 「竹入が、洸命の人事は層化からの放射線状の命令で決まっていた」 と
 新聞に書いただけで
 打ち首さらし首状態になったので私も気をつけねば・・・
 長谷は私の追い落とし工作のために動いているのではないか?

平成18年5月に入った。長谷副理事長は興奮していた。
最近の動きで 多数いる副会長から抜擢されて
やっと腹田副理事長と同格になった。

5月3日の記念日は、関西の藤田副会長らのあおりで
5月4日に変えざるを得なかったが
いよいよ新会長の任命を 私がする日が来る。

自分の存在感も磐石になるだろう。
自分の使命とセンセイに認められている うれしさに
題目に一段と熱が入るのであった。

しかし これがブッポーなんです!(机バーン)

5月3日夜伸一から長谷副理事の携帯に電話が入った。
―「明日の正本の会長任命は、取りやめにしろ!」
「え?何でですか。」
―「どうも城正の動きがおかしい。
  それと、婦人部から猛攻撃が入ってる。
  層化学会をやめるという地方患部までたくさんいるようだ。
  どうも、 SGI会長城正、層化会長高城という
  世襲布陣の一里塚と見られてる。
  層化学会は、間違いなく崩壊すると
  方面幹部からの連絡も入ってる。」
「え?でも明日の青年部最高幹部会準備は、万端ですが。」
―「バカモノ!層化が崩壊すれば、
  みんな元の日蓮正宗に行くぞ。 俺も行くかもわからん。
  洸命も大敗北になる。ともあれ任命は中止!」
「わかりました!」

5月4日には幹部会は開かれたが、任命式だけはなかった・・・・・。

―やはり、青年部だけの先行ではだめだ!
 婦人部・壮年部の 理解を得てないと 事はうまくいかない。

そして山本伸一は「秋月病ですね。」と言われるくらい
苛め抜いた秋月に 世襲構想ゆえに敗北したのである。

そして25年の会長職を勤めた秋月は7月になると、
なんと あと2011年まで あと5年ある会長職に6選され
30年目にスタートされることとなった。
なんと、伸一の会長職19年の倍近く中国の周恩来的である。
 
9月になると、洸命党は、層化大学OBの北川でなく、秋月・大侘連合
で閑崎を引退させ大侘代表が選ばれることとなった。
「まだまだ洸命を若返らすわけに行かぬ。これが、戸田先生の道」

しかし、その後事態は急変した。・・・・ 


伸一は一人の時考えていた。
「広宣流布は、流れのようなもので到達点ではない。」と
指導したことがある。

これならバリ層化学会員は、いつまでも財務や精強新聞啓蒙や
民音費用や選挙資金を 自分から調達してきてくれる。
しかもただ働きでだ。無報酬で動いてくれる。
戸田先生の広宣流布を、私の時代になって好戦流布に変化させて きた。
「仏法は勝負だ!」と あおってきた成果だ。

財務の蓄財も3兆円を 超えてきた。
こんな財産を、こんなおいしい商売を 山本家以外に渡すつもりはない。
秋月や腹田を会長にすえても実権は私だ。
責任は会長 がとれ、果実は私が食べる。
本音と建前を使い分けれるのは私の能力だ。
ハングリー精神のある私だからこそできる技だ・・・。

さらに伸一は、洸命党にも思考は及んだ。

県会議員選挙でも市町村議会選挙でも
学会員は、候補者に気楽にカンパ してきてくれる。
候補者は選挙違反で財務できないが
巧妙に候補から 金を本部に吸い上げる必要がある。
さまざまなノウハウが蓄積されてきた。

―本音と建前の使い分けじゃ。

それにしても、目黒区での政務調査費からの吸い上げの仕方は、稚拙だ。
領収書の出し方に革命的緊張感がない。天下取りは革命なのだ。
総体革命と言って教えておいたはずなのに、今時は徹底されていないのか。
洸命党議員のみならず
地方幹部も国税由来の資金の吸い上げノウハウについて
指導しなければいけない。
6人は全員辞職させて全国に波及させないように 秋月に泥をかぶらせよう。
候補にした地域幹部もチェックさせておかないといけない。

「本音と建前、うむ、本音と建前だ」伸一は一人つぶやいた。
おっと、勤行の時間だ。今朝も題目三唱で済ましているし…


「責任は会長がとれ、果実は私が食べる。
 本音と建前を使い分けれるのは私の能力だ。」

こうした無責任体質はセンセイ伸一と会長だけにあてはまるならば、
それもシステムとしては機能している時期もある。
・・・が実際の組織運営の中では
学会員の一人ひとりの中で、「正しいのはセンセイ、間違っているのは他の人」
「いいことがあればセンセイ・御本尊のおかげ、
不幸なことがあるのは本人のの信心が足りないから」という体質を
生んでしまっていた。
さらには、自分の言うことを聞かなければ信仰が狂っていると言い出す
狂信者の多い団体になりつつあった。
そのなかでまじめな人は慢性の鬱病など精神病、
いいかげんな人はガン ・脳溢血など肉体的な病気や
社会的事件を起こすという状況が各地で発生しだしていた。

世間で拒否率が高いのは、
当然の報い因果応報かもしれないなあ、と
心ある副会長たちは考えはじめていた。
層化学会の崩壊は、精神的な崩壊が深く広まっていたことから
実際の崩壊は時間の問題だった。
そして、伸一センセイの崩壊も かなり進んでいた。

学歴コンプレックス----
これこそが山本伸一の行動エネルギーだった、ことに気づいた
学会員は多い。
名誉博士号、名誉教授に異常な執念をもやすのも
竹入を学歴詐称で異常にたたくのも
渡吾郎、秋月栄一、石田継男、福島元太郎など
高学歴者を異常な攻撃するのも、すべて、彼の出生
学歴コンプレックスが大きな 要因である。
「間違いない!」と長井が叫んだ。

この山本の悪いところは
自ら一般名称を独占するというおごりである。
これも異常なコンプレックスから来ている。
まず
 
1.センセイ・・・政治家にやめよ、と言うだけならまだ理解できるが、
         学校の先生、医者の先生でもいやがり、禁じようとする。
         独占したいなら、一般呼称を残し、
         自らは 大先生とかに していただきたいものだ。
         (例)聖人でなく大聖人

2.公明党・・・これ以後選挙管理委員会が定着させた
        「公明選挙」が使えなくなり「明るく正しい選挙」に。

3.名誉博士・名誉博士の暴落・・・池田博士と詐称。
                     4.題目や日蓮世界宗を商標登録......
                     阪神優勝、NPO の登録より異常

ケンソンと言う日本民族、日本人の誇りがない。
あたりまえか。
自ら私は謙虚な人間です、とか私がすべてやりました。
わたすだけです。 は、やめて欲しい、・・・と
婦人部までが申しております。

僕は馬鹿じゃないんだお。
専門学校の夜間部中退だったけど
中国の大学の名誉教授にだってなったんだお。 すごいだろー!
偉いって言って!

http://society4.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1165216962/201-249
by eco_eco69 | 2006-12-15 15:00 | 小説『創価学会、崩壊』