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以常見我故 而生恣心 放逸著五欲 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道 随応所可度 為説種種法 毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身          南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


by eco_eco69

小説『創価学会崩壊(10)』 (2ちゃんねる)


第四章~苦悩(2)~


御殿場の別荘にいた山本に
今日も何かを求めたのか 海外からの要人が来ていた 
それも紛争地帯から来た要人である

要人:「山本さん、はじめまして。……。 お会いできて光栄です。」
山本:プイッ!
要人:???・・・・・
通訳(耳うち):「こちらはセンセイです。 」
要人:「あ! これは失礼しました。
    ではあらためて、山本センセイ、はじめまして。」
山本:「おー、これはこれは。私が山本です。」
要人:「実は、北京工業大学の名誉教授の称号の件なのですが」
山本:「はい、いらないといっているのに…
     いやいや、結構な称号をいただきまして
     感動しております」

「センセイ、まだいただいてはおりませんぞ」 と側近が言う。

山本:「あーいえ、その、名誉なことだと考え今からその…」
伸一のカエシには名人芸の輝きがある

要人:「あーそれがセンセイ、実はですな、先生にとっても耳寄りなお話が」
山本:「ん? 」
要人:「実はですな、わが大学では…」

要人は自分の居る大学が置かれている状況を刻々と説明し
陳情を願い指導を求めたのである そして要人は

要人:「センセイ、どうかパレスチナにも来て
     ハマスの指導者とも対話してください。」
山本:「牧口か性狂本社に呼んでよ。勲章つきで。金ならあげるよ。」
要人:「それは無理です。彼等のテントにご案内します。」
山本:「そんなのダメだよー。危ないじゃん。」
要人:「セ、センセイ…、言ってることが…。」
山本:「とにかく危ないのはダメ!
    それに暑いのも寒いのも食事がまずいのもダメ!
    わかった?
    これがブッポーなんです! 三代のココロなんです!! 」

これぞ、層化三代の心であり、
層化、洸命の平和主義の実体であった。 伸一の平和論の正体であった。

山本:「原口!わしは世界平和のために行動する大切な体なんだぞ!
    わしは世界平和のために あと百年行きねばならんのだ!
紛争地域だとぉ!?
わしには関係ないだろうが!!!
わしは政治家じゃない 仏法指導者だ!!!
なんであんな奴を本部内に入れたんだ!」
原口:「センセイ、もうしわけありません!
     キンマンコ隊こいつをつまみ出せ!」

要人はそのやり取りを見て愕然としたが

「ちょっと待ってください!
 イスラエルのラビだって
 政治家でなくとも暗殺覚悟で対話しようとしてるんです!
 日本のほかの宗派からも
 大勢現地に足を運んで平和に貢献しようとしてるんですよ」と

まるで「可愛そうな像」に出て来るトンキーやドンキーが
餌を求める為に行なった芸のように
要人は涙目になりながらも叫んだ

しかし山本は
「馬鹿! 世界を平和にするのは 財務と新聞啓蒙と法戦だ!」と逆切れ・・・

ラビット谷口改め
メンチ谷口(フライデーにメンチ切り写真が載ってからこう呼ばれた)は、
海外からの客をたたき出すキンマンコ隊と、
それをはやしたてる伸一を見やって
この老人の寿命について考えてみた。

―秋月、ニッケン、竹入より先になるか…
  若センセイへの政権移譲を急がねば



山本ミネコ、すなわち奥様、すなわち山本伸一夫人は
今やかのイメルダを越える権力者である。
伸一の女狂いや次男の死に心痛めてきたが、
伸一の海外行に同行し、自分も貴賓の扱いを受けるようになると
チヤホヤされる快感に目覚めた。
清原カツの死も大きかった。

「城正ちゃん待っててね、
 必ずママが会長にしてあげるからね。
 正本クンだって味方なんだから。」

カネは心に誓うのであった。

伸一やカネの意思とは別に
「ママ、ぼくは会長にならなくてもいいんだ。」などと
甲斐ないことを言っている。

カネは、今、無常の幸福を感じている 
それもその筈だ
山本家の財産は全て春木家のものに移行しつつあったのでる

確かに 峰子は戸田先生が仲人をとりつけ 
夫婦になった時は山本を愛していた ・・・が、しかし
その生活は長く続かず、小樽問答を境に段々崩れ始めていき
会長就任後は 仮面夫婦を演じなければ行けなくなったのだ

原因はそう・・・山本の浮気 
それも、それは恐らく山本にとって生涯忘れられない
大恋愛が始まってしまったからである



そのきっかけは、小樽問答の翌日
女子部員達が室長を求めて訪ねて来た事から始まった
その女子部の中心者に恋心を抱いたのである

その娘は確かに小柄であどけなさがあったが
瞳が綺麗な人でその涼やかな瞳の中には求道があった
…と、同時にそれは
山本がカネと初めて会った頃と似た感情が 地より涌き出でていた
否、それ以上だったかもしれない
また彼女は山本と同様、肺病に冒され苦しんでいる事も判った

―ワシと同じ病気だったなんて・・・ 
  どうして、もう少し早くこの娘と出会わなかったんだ!
  寄生虫のカネなんかよりも
  この娘のほうがずっとエエかも知れん

彼は何かを見つけ出した 否、懐かしさすら 感じたのである

また、彼女も同時に山本に対し何故か知らないが
不思議な感情を抱きはじめていた
これが殊更、彼女の心に愛の感情を芽生えさせてしまったのである
また彼女は感情が激しく感応的で、人の気持をよく理解していた 
だから・・・ だから・・・
山本室長に対する恋愛の感情も抑えられない

伸一はドキドキワクワクした。
「ウーマンぽい!ウーマンぽいよオ!!」

この頃は まだ2人の関係はマシだったのかもしれない
しかし、この恋愛は昭和31年頃になり
彼女が札幌に移った頃になると その愛はますます炎を燃え上がらせ
エスカレートしていき山本と彼女は完全に相思相愛となっていた
いや、彼女の方が山本をリードしていたといった方が正解かもしれない

君は・・・ す・・凄すぎる 
こんなに激しいなんて・・ 
ミネより君がエエ・・・

そう、先生の為なら激しかった
その激しさはまるで蛇のようで 白光のごとく美しかった
美しすぎたのである

―先生の為なら体の一部になったっていい
 先生の為なら もう 一緒に地獄へいったっていい・・・・
 感じる 感じる あたしの身体と心が感じる 
 一体になる溶け込んでいく  
 先生も凄い なんて凄い方なの!

また山本も不思議とそれを一緒に感じていた 
―もう君を放さない離したくもない・・・

オルガニズムは 双方共、臨界点へと達していた

だから本当に大阪の事件の時は怒りを覚えた

「どうして!あたしの気持ちを理解してくれた
山本室長が 牢屋にぶち込まれるの!!
誰が、入れたの! 憎い!本当に憎い!国家権力が憎い!!
国は山本室長の本当の気持なんか何も解かっていない!! 
解からないんだ!!!!」

本当に入れ替わって入りたかった 一緒に入ってもよかった 
その位 愛の炎が凄すぎた
其処まで彼女はベクトルが上がっていたし
仕えることも出来たのである

彼女の頭には 山本の 二文字以外 何も無かった
だから血を吐きながらも 涙ながらにも一生懸命書いていた気がする
自分の感情を最大限に引き出しながら・・・

エイコにふられて以来持ち続けているコンプレックスが
彼女と居ると晴れていく伸一なのであった。
しかし学歴コンプレックスは晴れぬまま引きずり続けた。

しかし、ここに居るハルコは、違っていた 

―ここまで私を癒してくれる女性が居たなんて
 ココまで慰めてくれる女性が居たなんて 
 あんな糞タエコとは違う アイツは人を見下していた
 アイツは自分のエゴなら私をも利用していた

事実、エイコはアレだけ山本を持ち上げておきながら
「実際は小説とは違う」などと厚顔無恥な顔で告発し
卑怯な手で逃げ始めたからだ



エイコは自分の幸福の為なら、戸田城聖をも利用していた
しかも戸田に気に入られようと 滝本等を手なづけ
S長の家に乗り込み
漁夫の利を得て手柄を立てようと彼等を利用したのだったが
それを戸田城聖氏に見破られ
反対に会員の前で晒し者にされ怒られたのだ
そこで起死回生を計ろうと山本を折伏したのである

しかしコレが彼女にとって大きな誤算になるとは
まさか夢にも思わなかったのだろう
そう、彼の性格を三川英子は見破れなかったのである

―やっぱり人を選ぶべきだったわね 
  チョソをこの教団に入れては汚れる!!!! 

しかし、時、既に遅しだった 
山本は、この時 戸田にMCを与えて いいように手なづけていたのである

しかし 戸田も戸田で困惑していた

―私は本当に仏意仏直の大聖人の信心を皆に教えたかった
 私の体得した無常の幸福を皆に分け与えていきたかった
 しかし・・・ 教えるが故におかしな輩も出てしまう

核兵器に発射方法だって、MCの手法にしたって、
邪まな者が全て体得し覚えれば 
それはやがて民衆を不幸な結果へと招いてしまう
或いは振り回されおかしくなっていくであろう 

この妙法だって同じだ、薬は確かに人の体を助ける役割はある
・・・が、しかしその薬も使い方を変えれば或いは応用すれば
良薬も毒薬に変わるし また毒薬が変じて薬になる事もある
事実、止血剤は毒蛇の毒を精製して造られた者だ

戸田は後悔した
山本の姿を観察していくうちに
自分がまるで神輿の様に持ち上げられ
後継者の座をスターリンに渡してしまい
後に後悔する マルクスレーニンのような境地に陥ったのである

そこで、戸田は後継者を独りに絞らなかった
万が一の事を考え、秋月や石川にも後事を託した
もし、山本が暴走した場合
山本の後事は托しなさいと教え込まれたのである
つまり島流しにしろと言う事だった 

しかし、山本の魔力は 到底 秋月や石川にも及ぼさなかった
否、飲み込まれてしまったのだ

三川も とんでもない化け物を創価に入れてしまった
…と後悔しているだろう
しかも彼女はこの時点で
山本のアホな文章を突きつけられ気持悪がっていたのだ

―何故、気付かなかったの?

身から出た錆とは言え、取り返しがつかない
そこで三川は山本に対し 
戸田にも気付かれないよう陰湿な虐めを行なう事になる

まずエイコは山本を褒めて褒めて褒めつくした
所謂、褒め殺しである 
そして廻りには山本を神格化するように
婦人部、女子部などにMCを与えた 
これが返って火に油を注いでしまうのだが・・・
しかし印象操作をして持ち上げるだけ持ち上げ
最後の最後に止めを刺して落とし込めば
山本にとってダメージを与えることになる

しかもエイコは女性だ、山本は意外と女性に弱いのである
また女性と言う隠れ蓑もある
これを巧みに利用すれば良いだろう
しかも戸田先生は「女性を叱るな」とまで明言している
「女性を叱る事は野蛮な行為だ」とまで言っておられた
これを逆手にとって 計算に組み込めば、上手く利用できる 
三川はこの盲点をついて 巧みに山本を苛め始めたのである

その過程の中で餌食にされ 利用されたのがミネ婦人であった
エイコは山本とミネを引き寄せ 
山本をその気にさせた上 ミネと結婚させたのである

http://society4.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1165216962/250-275
by eco_eco69 | 2006-12-14 15:00 | 小説『創価学会、崩壊』