人気ブログランキング | 話題のタグを見る

eco eco 五座三座 smw69.exblog.jp

以常見我故 而生恣心 放逸著五欲 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道 随応所可度 為説種種法 毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身          南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


by eco_eco69

【御書の要】立正安国論を学ぶ【日蓮仏法】(9)        せいきょう夕刊編

― 立正安国論(4) (回答)


― 現代語訳 ―

主人がいう。

 後鳥羽上皇の時代に 法然房 源空 という方が
 選択集という書物を著わしました。
 これにより、釈尊一代の尊い教えを破って
 多くの人びとを迷わせてしまったのです。

 その選択集には次のように記されています。

  道綽禅師の安楽集には
  仏教を聖道門と浄土門の二門に分けて
  
  聖道門を捨てて浄土門に入るべきである。

  ・・・と説いています。

  その聖道門には大乗教と小乗教の二つがあり
  ―中略
  大乗教の中にも顕教・密教、権教・実教の区別があり
  道綽は
  小乗教と大乗教の中の顕教と権教とを聖道門としました。

  しかし、私(法然)が考えるに、この文から推測すれば
  当然、密教実大乗教
  聖道門の中に含まれるべきであります。
  ―中略
  そう考えれば、今の世に信仰されている
  真言・禅・天台・華厳・三論・法相・地論・摂論の八宗は
  みな聖道門の中に入り、捨てられるべきものです。

  さらに曇鸞法師の往生論註には
  謹んで竜樹菩薩の十住毘婆沙論を読むと、

  菩薩が覚りを求めるのに、二種類の道がある。
  一つは難行道、もう一つは易行道である。

  この難行道とは聖道門のことである。
  易行道とは浄土門のことである。

  浄土宗を学ぶ者は何よりも先に聖道と
  浄土、難行と易行の区別を知らんねばならない。
  たとえ以前から聖道門を学んでいる人でも
  もし浄土往生を志すならば
  きっぱりと 聖道門を捨てて 浄土門へ入らねばならない。


 また選択集第二章には次のようにいっています。
 
  善導和尚は観無量寿経疏

  正行・雑行の二種の修行法を立て
  雑行を捨てて正行に入らねばならない

  ・・・と説いている。

  第一の読誦雑行とは
  往生浄土を説いた
  観無量寿経・大無量寿経・阿弥陀経の三部経以外の
  大乗・小乗、顕教・密教の諸経を信じたり
  読んだりすることである。

  第三の礼拝雑行とは
  阿弥陀如来以外の諸仏・菩薩・諸天などを
  拝んだり敬ったりすることである。

  私(法然)はこう考える。

  善導和尚がいわれたことは
  すべての雑行を捨てて
  専ら念仏の正行を修行すべきである と 勧められたものだ。

  百人が百人ともに往生できる と いう
  専修念仏の正行を捨てて
  千人に一人も成仏できない と いう雑修雑行に
  どうして執着する必要があるだろうか。
  仏道を修行しようとする者はよくこのことを考えなさい。


 また選択集の第十二章には次のように記されています。

  貞元入蔵録という 唐の貞元年間(785~805)に編集された
  経典の目録に記載されている
  最初の 大般若経六百巻から 最後の 法常住経にいたるまでの
  637部2,883巻のすべての大乗経典は

  ことごとく観無量寿経にいう
  読誦大乗の一句に収められてしまう。

  したがって
  仏が方便として教えを説かれる場合には やむをえず
  当分の間、定散二善のさまざまな修行の門が開かれている
  仏がみずからの本懐にしたがって真実を述べられる場合には
  定散の二門は閉じられ廃止されてしまう。

  末法の衆生の前に
  一度開いて永遠に閉じられることのないのは
  ただ念仏の一門だけである。


 また選択集の第八章には次のように記されています。

  念仏の行者は必ず 至 誠心・深心・回向発願心 の
  三種の心を具えなければならない

  ・・・と言うことが観無量寿経に説かれている。

  この経を善導が注釈した書物の中に、このようにある。

  仏法の理解と修行の不同を主張し
  念仏によって往生はできないという邪見雑行の人があって
  念仏の行者の信心を妨げる。
 
  南と北に火と水の恐ろしい河があり、
  その中間を東から西へ細い道が一本走っている。
  西方を志す旅人がその道を行くと
  東岸の群賊たちが危険だから引き返せと叫んでいる。

  この群賊たちが呼び返すという譬えは
  念仏によって往生できないという邪見雑行の人が
  念仏の行者を妨げることを譬えたものである。

  私(法然)が考えるに、この注釈の中で

  念仏の行者と学解を異にし、修行を異にし
  学問や思想識見を異にする者 

  ・・・というのは、聖道門を指すのである。


 また選択集の最後の、結びの文には次のように記されています。

  速く生死の苦しみから離れようと思うならば
  聖道・浄土二門のすぐれた教えのうち
  聖道門は覚りがたいから
  しばらくこれを閣(さしお)いて、浄土門を選ぶべし。
  浄土門に入ろうと思うならば、正行・雑行二種の修行法のうち
  すべての雑行をなげうって念仏の正行に帰依しなさい。


 以上に引用した選択集の諸文を見ますと

 法然は曇鸞・道綽・善導の誤った解釈を引いて
 聖道門と浄土門という教えの区別
 難行道と易行道という修行の区別を立てて
 法華経および真言をはじめ
 釈尊一代のあらゆる経々と あらゆる諸仏・諸菩薩および神々を
 すべて聖道門・難行道・雑行の中におさめ

 「捨てよ」
 「閉じよ」
 「閣(さしお)け」
 「抛(なげう)て」


 ・・・と命じており

 この四字を教えて多くの人びとを迷わしています。

 そればかりでなく
 
 インド.中国・日本の聖僧や仏弟子をすべて群賊だ!

 ・・・と罵っているのです。


 このような言葉は
 近くは法然が依りどころとしている浄土三部経の
 
 五逆罪を犯した者と正法を謗った者とは往生できない

 ・・・という 阿弥陀如来の誓いの文に 背き
 また遠くは
 一代仏教の中心である 法華経第二巻の譬喩品 の  
 
 もし、この経を信ぜずにそしる人は、死後、無間地獄に落ちる。

 ・・・という釈尊の誡めの文に背くものであります。


 さて、今の世は末世であり
 人びとも愚かで聖人ではありませんから
 みな 迷いの道 に入りこんで
 覚りへの道を忘れてしまっています。


 悲しいことには
 誰も その誤りを指摘し 迷いを さまそうとはいたしません。
 痛ましいことには 間違った信仰がますます広まっています。


 したがって
 上は国王から下は一般民衆にいたるまで
 みな経は 浄土三部経以外にはなく
 仏は 阿弥陀三尊しかない と 思っています


 その昔、伝教・義真(弘法)・慈覚・智証などの先師たちは
 万里の波濤を渡って唐に入り
 各地の山川を回って 仏像や経巻を日本へもたらし
 比叡山の頂に 堂塔を建てて 安置し
      あるいは
 深い谷に寺塔を建てて 仏像を崇めました。


 また、比叡山の東塔と西塔には
 薬師如来と釈迦如来とが安置されて
 現在だけでなく 未来までも威光を及ぼし
 横川には 虚空蔵菩薩 と 地蔵菩薩が祀られて
 教化利益の力は後生にまで施されました。


 だからこそ国主や地頭は
 土地や田畑を寄進して供養を捧げたのであります。


 ところが 法然の選択集が世に出てからは
 人びとは この娑婆世界の 教主釈尊を忘れ
 西方極楽世界の 阿弥陀如来を貴び
 伝教大師から続いてきた薬師如来は 捨てられ
 ただ浄土三部経だけを依りどころとして
 釈尊一代の経典はすべて捨てられてしまいました。


 そして阿弥陀堂でなければ供養も捧げず
 念仏の行者でなければ
 布施もしないようになってしまったのです。


 その為、仏堂は荒れはて
 僧房を訪れる人もなく、ただ雑草ばかり茂っています。
 それでも惜しいと思う者はなく、再建しようとする者もありません。


 このようなありさまですので
 住持の僧は逃げて帰らず、守護の善神も去ってしまいました。

 これらは みな 法然の選択集から
 起こったことです。

 
 まことに悲しむべきことには
 法然の選択集に著わされてから 現在にいたるまで数十年の間
 多くの人びとがこの魔説に迷わされ
 仏教の正道を失ってしまいました。


 傍系を好んで正統を忘れるならば
 守護の善神も必ず怒るに相違ありません。

 円満な正しい法華経を捨てて、
 かたよった邪な浄土念仏を信ずるならば
 悪鬼が入りこんで
 日本国を混乱させることは間違いありません。


 それゆえに
 さまざまな祈祷を修して災いを除くことを祈るよりも
 この災いの根源である念仏を禁止することが
 まず第一に為されなければならないのです。



(参考資料と現代語訳)
http://park5.wakwak.com/~soka/risshou.htm
http://www4.ocn.ne.jp/~sen0001/gosyo02b.html
(関連スレ)
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1131439444/
(参考意見)
目からウロコ仏教入門

読んでいて
「なぁ~んだ、今の創価学会と同じじゃん」・・・と思った方
「捨てよ」「閉じよ」「閣(さしお)け」「抛(なげう)て」
迷わず、ココへクリック
     ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
by eco_eco69 | 2007-04-11 16:39 | 立正安国論