以常見我故 而生恣心 放逸著五欲 堕於悪道中 我常知衆生 行道不行道 随応所可度 為説種種法 毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身          南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経。


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【御書の要】立正安国論を学ぶ【日蓮仏法】(13)        せいきょう夕刊編

― 立正安国論(7)(原文) ―


客則ち和らぎて曰く 

 経を下し僧を謗ずること、一人として論じ難し。

 然而れども 大乗経六百三十七部・二千八百八十三巻
 竝びに一切の諸仏・菩薩・及び諸の世天等を以て
 捨閉閣抛の四字に載す。
 其の詞勿論也。其の文顕然也。
 此の瑕瑾を守りて其の誹謗を成す。

 迷ふて言う歟、覚りて語る歟、愚賢弁たず、是非定め難し。

 但し災難之起りは選択に因る之由
 盛んに其の詞を増し、弥いよ其の旨を談ず。

 所詮天下泰平国土安穏は君臣の楽ふ所、土民の思ふ所也。
 夫れ国は法に依て昌へ、法は人に因って貴し。
 国亡び人滅せば、仏を誰か崇むべき。法を誰か信ずべき哉。

 先づ国家を祈りて須らく仏法を立つべし。
 若し災を消し難を止むるの術有らば聞かんと欲す。


主人の曰く

 余は是れ頑愚にして敢えて賢を存せず。
 唯経文に就いて聊か所存を述べん。

 抑そも治術之旨、内外之間、其の文幾多ぞや。
 具さに挙ぐべきこと難し。

 但し 仏道に入て数愚案を回らすに
 謗法之人を禁じて、正道之侶を重せば
 国中安穏にして天下泰平ならん。


 即ち涅槃経に云く

  仏の言く 
  唯一人を除きて余の一切に施さば皆讃歎すべし。

  純陀問うて言く
  云何なるをか名づけて唯除一人と為す。

  仏の言く 
  此の経の中に説く所の如きは破戒なり。

  純陀復言く 
  我今未だ解せず。唯願くは之を説きたまえ。

  仏、純陀に語りて言く 
  破戒とは謂く 一闡提なり。
  其の余の在所一切に布施するは皆讃歎すべし大果報を獲ん。

  純陀復問いたてまつる
  一闡提とは其の義云何。

  仏の言く 
  純陀、若し比丘及び比丘尼・優婆塞・優婆夷有って、粗悪の言を発し
  正法を誹謗し、是の重業を造りて永く改悔せず
  心に懺悔(さんげ)無からん。

  是の如き等の人を名づけて一闡提の道に趣向すと為す。

  若し四重を犯し五逆罪を作り
  自ら定て是の如き重事を犯すと知れども
  心に初より怖畏・懺悔無く肯て発露せず。

  彼正法に於て永く護惜建立之心無く
  毀呰軽賎して言に禍咎多からん。

  是の如き等を亦一闡提の道に趣向すと名づく。

  唯此の如き一闡提の輩を除きて其の余に施さば一切讃歎すべし。

 又云く

  我往昔を念うに、閻浮提に於て大国王と作れり。
  名を仙豫と曰いき。
  大乗経典を愛念し敬重し
  其の心純善にして・粗悪嫉悋有ること無し。
  善男子、我爾の時に於て心に大乗を重んず。

  婆羅門の方等を誹謗するを聞き。
  聞き已て即時に其の命根を断つ。
  善男子、是の因縁を以て是れ従り已来地獄に堕せず。

 又云く

  如来、昔、国王と為りて菩薩道を行ぜし時
  爾所の婆羅門の命を断絶す。

 又云く

  殺に三有り、謂く下中上なり。
  下とは蟻子乃至一切の畜生なり。
  唯菩薩示現生の者を除く。

  下殺の因縁を以て
  地獄・畜生・餓鬼に堕して、具さに下の苦を受く。
  何を以ての故に。
  是の諸の畜生に微の善根有り。
  是の故に殺さば具さに罪報を受く。

  中殺とは凡夫人従り阿那含に至るまで
  是れを名づけて中と為す。
  是の業因を以て
  地獄・畜生・餓鬼に堕して、具さに中の苦を受く。

  上殺とは
  父母 乃至 阿羅漢・辟支仏畢定の菩薩なり。
  阿鼻大地獄の中に堕す。

  善男子、若し能く一闡提を殺すこと有らん者は
  即ち此の三種の殺の中に堕せず。
  善男子、彼の諸の婆羅門等は一切皆是れ一闡提なり。

 巳上。


 仁王経に云く

  仏波斯匿王に告げたまわく。
  是の故に諸の国王に付属して、比丘・比丘尼に付属せず。
  何を以ての故に 王の威力無ければなり。

 巳上。


 涅槃経に云く

  今無上の正法を以て
  諸王・大臣・宰相及び四部の衆に付属す。
  正法を毀る者をば
  大臣・四部之衆、応当に苦治すべし。
 
 又云く

  仏の言く 
   迦葉能く正法を護持する因縁を以ての故に
   是の金剛身を成就することを得たり。

   善男子、正法を護持せん者は五戒を受けず
   威儀を修せずして、応に刀剣・弓箭・鉾槊を持すべし。

 又云く

  若し五戒を受持せん之者有らば、
  名づけて大乗の人と為すことを得ず。
  五戒を受けざれども正法を護るを為って乃ち大乗と名づく。
  正法を護る者は、応当に刀剣・器杖を執持すべし。
  刀杖を持つと雖も我是れ等を説きて名づけて持戒と曰ん。

 又云く

  善男子、過去之世に此の拘尸那城に於て
  仏の世に出でたまふこと有き。
  歓喜増益如来と号す。

  仏涅槃の後正法世に住すること無量億歳なり。

  余の四十年仏法の末、爾の時に一の持戒の比丘有り。
  名を覚徳と曰う。

  爾の時に多く破戒の比丘有り。
  是の説を作すを聞き、皆悪心を生じ
  刀杖を執持して是の法師を逼む。

  是の時の国王、名を有徳と曰う。

  是の事を聞き已って護法の為の故に
  即便、説法者の所に往至して
  是の破戒の諸の悪比丘と極めて共に戦闘す。
  爾の時に説法者厄害を免るることを得たり。

  王、爾の時に於て身に刀剣鉾槊之瘡を被り
  体に完き処は芥子の如き計も無し。
  爾の時に覚徳尋いで王を讃て言く 

  善哉善哉。

  王、今真に是れ正法を護る者なり。
  当来之世に此の身当に無量の法器と為るべし。
  王是の時に於て法を聞くことを得已って心大いに歓喜し
  尋いで即ち命終して阿シュク仏の国に生ず。
  而も彼の仏の為に第一の弟子と作る。

  其の王の将従・人民・眷属戦闘すること有りし者
  歓喜すること有りし者、一切菩提之心を退せず。
  命終して悉く阿シュク仏の国に生ず。  
  覚徳比丘却って後、寿終わりて亦
  阿シュク仏の国に往生することを得。
  而も彼の仏の為に声聞衆の中の、第二の弟子と作る。

  若し正法尽きんと欲すること有らん時
  応当に是の如く受持し擁護すべし。
  迦葉、爾の時の王とは則ち我が身是れなり。
  説法の比丘は迦葉仏是れなり。

  迦葉、正法を護る者は是の如き等の無量の果報を得ん。
  是の因縁を以て
  我今日に於て種種の相を得て以て自ら荘厳し
  法身不可壊の身を成ず。

  仏、迦葉菩薩に告げたまわく。
  是の故に
  法を護らん優婆塞等は応に
  刀杖を執持して擁護すること是の如くなるべし。

  善男子、我涅槃の後
  濁悪之世に国土荒乱し互いに相抄掠し人民飢餓せん。
  爾の時に多く飢餓の為の故に発心出家するもの有らん。
  是の如き之人を名づけて禿人と為す。

  是の禿人の輩、正法を護持するを見て
  駈逐して出ださしめ、若しは殺し、若しは害せん。

  是の故に、我今持戒の人
  諸の白衣の刀杖を持つ者に依て、以て伴侶と為すことを聴す。
  刀杖を持つと雖も、我是れ等を説きて名づけて持戒と曰はん。
  刀杖を持つと雖も応に命を断ずべからず。

 法華経に云く

  若し人信ぜずして 此の経を毀謗せば 則ち一切世間の仏種を断ぜん 
  乃至 其の人命終して 阿鼻獄に入らん。

 巳上。


 夫れ経文顕然なり。

 私の詞何ぞ加へん。

 凡そ法華経の如くんば
 大乗経典を謗ずる者は無量の五逆に勝れたり。

 故に
 阿鼻大城に堕して永く出づる期無けん。
 涅槃経の如くんば
 設ひ五逆之供を許すとも、謗法之施を許さず。

 蟻子を殺す者は必ず三悪道に落つ。
 謗法を禁むる者は定めて不退の位に登る。
 所謂覚徳とは是れ迦葉仏なり。
 有徳とは則ち釈迦文也。

 法華・涅槃之経教は一代五時之肝心也。
 其の禁め実に重し。
 誰か帰仰せざらん哉。

 而るに謗法の族、正道之人を忘れ
 剰へ法然之選択に依て弥いよ愚痴之盲瞽を増す。

 是れを以て
 或は彼の遺体を忍びて木画之像を露し
 或は其の妄説を信じて莠言を之模に彫り、
 之を海内に弘め之を・郭外に翫ぶ。
 仰ぐ所は則ち其の家風。

 施す所は則ち其の門弟なり。

 然る間
 或は釈迦之手指を切りて弥陀之印相を結び
 或は東方如来之鴈宇を改めて西土教主之鵝王を居え
 或は四百余回之如法経を止めて西方浄土之三部経と成し
 或は天台大師の講を停めて善導の講と為す。

 此の如き群類其れ誠に尽くし難し。

  是れ破仏に非ず哉。
  是れ破法に非ず哉。
  是れ破僧に非ず哉。

 此の邪義は則ち選択集に依る也。

 嗟呼悲しい哉、如来誠諦之禁言に背くこと。
 哀れなり矣、愚侶迷惑之粗語に随ふこと。
 早く天下之静謐を思はば須らく国中之謗法を断つべし矣。



― 解説 ―

【懺悔】
過去の罪悪を悟って、悔い改めること。
観普賢菩薩行法経には『若し懺悔せんと欲せば端坐して実相を思え、衆罪は霜露の如し、慧日能く消除す』とある。

【四重】十悪業のなかで、とくに重い殺生、偸盗、邪淫、妄語の四。

【五戒】
小乗教でいう八斎戒とともに俗男俗女のために説かれる戒で

一に不殺生戒、
二に不偸盗戒、
三に不妄語戒、
四に不邪淫戒、
五に不飲酒戒

・・・をいう。

【阿シュク仏】
東方歓喜国の教主で、阿 仏国経、大宝積経、悲華経、観仏三味経、維摩経等に出てくるが
法華経化城喩品第七では、大通智勝仏の十六王子の第一、智積王子の後身と説かれている。

【諸の白衣】
昔、インドで出家の仏弟子は、いわゆる穢色の糞掃衣を着たのに対して
出家しない一般人は白い衣を着ていたので、在家の信者を白衣というようになった。

【三悪道】地獄、餓鬼、畜生をいう。

【不退の位】
仏道修行において
どんな誘惑や迫害があっても、退転しないでかならず成仏の境涯へ進むという位。

【善導の講】中国善導大師の思想を学ぶ勉強会。

【誠諦】
誠とは真実。諦とは明らかにする、究めるという意味。
仏が自ら深く究め、明らかにした真理。


(参考資料)
http://park5.wakwak.com/~soka/risshou.htm
http://www.sattva.jp/data/g-list2.html

(関連スレ)
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1131439444/
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by eco_eco69 | 2007-04-18 10:52 | 立正安国論